2011年11月23日水曜日

カトリック府中墓地

大文字博士の「天才人間計画」はGOD機関に利用され、研究中の薬を飲んだ博士の娘あや子までもが自殺してしまう。
あや子の葬儀が行われたのは府中にある「カトリック府中墓地」である。
古めかしい聖堂は現代的な建物に建て替えられている。
あや子の墓にあったモニュメント。実際にある物をそのまま使っている。当時おそらく新品だったのか47年分の汚れが…
イカルスの操るカラスの乗った天使のモニュメントはすでに無くなっていたので後方の電柱の位置でアングルを推測した。
中央後方が冒頭に映った建物。あや子の墓地は敷地のほぼ中央に位置する。
この大きな銅像も老朽化で撤去されてしまったそうだ。
上の劇中映像にも写りこんでいるのだが下の矢尻のようなモニュメントは特撮の神様、円谷英二の墓碑である。さりげなくライダーと円谷のコラボがなされていたのであるw
他にもこの墓地には作家の遠藤周作の墓などがあるそうだ。

カトリック府中墓地 〒183-0053 東京都府中市天神町4-13-1

出典:仮面ライダーX 第7話「恐怖の天才人間計画!」

2011年10月4日火曜日

田園都市線

大門寺博士の薬を飲んだ子供たちは次々に飛び降り自殺をしていく。
博士の娘、冬子も薬を飲み線路に投身するかのように陸橋の上にやってきた。
この陸橋は東急田園都市線たまプラーザ駅近く。線路には深緑色の東急旧6000系の車両が走る。陸橋の先にはたまプラーザ駅が見えている。

霧子の後ろは線路敷地境界のコンクリート製の柵。陸橋の上から。
こちらも陸橋の上。道の先の電柱を支えるワイヤーのカバーこそ一致するものの住宅はほとんど建て変わっている。
同エピソードで登場する線路脇を走るシーンは同線の宮前平駅直近の鉄橋横である。恵介と併走するのはクラッシックな東急5000系車両。現在渋谷駅のハチ公近くに同型の車両が展示されている。
エンディングでクルーザーと併走するのはつい最近まで見られた7000系車両。奥には塗り替えられた鉄橋が見える。
出典:仮面ライダーX 第7話「恐怖の天才人間計画!」

2011年9月28日水曜日

代々木競技場#1

47話にてヨロイ元帥が来日するデストロン首領を迎えるために用意したアジトが代々木体育館だった。
代々木体育館へ向かうV3とライダーマン。
通り左が競技場、右が代々木公園。
到着するヨロイ元帥。
背後の建物は「第一体育館」
当時、敷地内にはゴーカート場があった。最近ではシルクドソレイユなどのイベントに使われるスペースである。よく見ると当時は公園の先に西新宿の高層ビルが見通せていた。
様子を伺うV3とライダーマン。
この謎の鷲のモニュメントは体育館とは道を隔てた代々木公園の敷地にある「日本飛行初始之地記念碑」である。
明治43年陸軍により日本初の飛行が行われた地を示す石碑として昭和15年に設置された物。
もちろんここから体育館の入り口は目視出来ない。改造人間であればこそである。
デストロンライダーマンを装いアジトに近づくライダーマン。
 このライダーマンの後ろに見えるのは第2体育館。第1より一回り小さい。
アジトに近づく二人。背後の建物は第二体育館とNHK放送センター。

48話ロケの「代々木競技場#2」に続く…


出典:仮面ライダーV3 第47話「待ち伏せ!デストロン首領!!」

2011年7月26日火曜日

松山城

仕事で松山へ行く機会があったのでここぞとばかりにV3四国ロケを!と意気込みましたがさすがに時間が取れなかったので近場で市内にある松山城へ。

城の山を見上げるカット。恐らくはどこかの屋上からの撮影だが屋上に上がれる適当な場所を見つけられず見上げての撮影。案の定ビルなどに遮られどうやっても撮れなかった。
城の手前に見えるドーム状の物は当時電電公社の屋上にあったプラネタリウムだそうだ。
 風見志郎の乗ったリフトは健在。もちろん筆者は迷わずリフトへ(おっさん一人で)。ロープウェイともに新しい物に替わっているが昭和的な風情があっていいですね。
 城へやってきた志郎。映像的には紫竹門より中へ入るように見えるがこの門をくぐると実際は外へ出てしまう。
 松が伐採されてしまっている。
乾櫓。現在の写真を見ると判るが随分と趣が変わっている。
これは戦災により焼失した乾門とそれに横の乾門東続櫓という建物が昭和50年代に復元されたため。
乾門へ向かう志郎。さっきのシーンより城の外を歩いているこの段階ですでに城の敷地内をどう歩いているか不明(笑)
このシーンはこの上の石垣から撮影しているのだが現在は先ほど描いた櫓が再建されているため同じ位置から見下ろせなくなっている。
 この木戸は現在乾門が再建された場所にあったと思われる。
城内のガイドの方に伺ったが覚えていらっしゃら無かった。
 重要文化財「二ノ門」。実はこのカットのみ有料になる敷地内。天守閣まで登って観光する時間が無かったのでこの周辺の撮影の為だけに入城料500円を払った。ロケ地巡りも楽ではない。
天守閣よりジャンプするV3。
 再び戦闘シーンでは乾門周辺へ。
ギロチンザウルスの後ろに当時無かった土塀が再建されているのが判る。
重要文化財の真横で火を使った無茶な撮影。過激な爆破シーンで知られるV3ならではである。
 紫竹門の名前の由来になったのが左側に植えられた紫竹である。
紫竹門内の竹の育ち方が判る。
 走り去るハリケーン。手前の丸い物は裏側に消火栓が配されている。外観を意識したのかどうか判らないが、主張が強すぎる気もする。
次回は是非奥道後、来島どっくなど廻りたい。


出典:仮面ライダーV3 第20話「デストロン四国占領作戦」