バロム・1第5話「発狂魔人ミイラルゲ」に登場する「東都ホテル」の建物は東京都中央区晴海4丁目にある”晴海四丁目ビル”が使われている。
冒頭、大魔人ドルゲにドルゲマンになるよう迫られる男がビルの屋上から身を投げるシーンは建物南側からあおりで撮影されている。
落下するシーン。先のアングルと同じ面の南西側から。ベランダに現れた大魔人ドルゲはこの建物のベランダとは形状が一致せず別所と思われる。また実際に夜間の撮影のようなので生田スタジオ近くで撮られたと推察する。(ちなみに生田スタジオ作品頻出のお馴染みニューランドマンションでもなかった。)連続する不審な転落死を取材に向かう健太郎の父で新聞記者の白鳥敬太郎。この事故現場の撮影には先の晴海四丁目ビルの向かいにある晴海パークビルの裏手が使われている。
万年就職浪人の松五郎が面接に向かった「東都ホテル」。冒頭の夜間のシーンとは建物反対の北側、晴海パークビル前からのアングル。対比写真では上手く映し込む事が出来ず見切れてしまっているが劇中右に映っているか細い若木はしっかりとした幹に育っていた。
定員オーバーで面接を断られホテルの屋上でふて腐れる撮影は実際に同ビルの屋上と思われる。ペントハウスから見下ろしたアングルの先に見えるのは当時と同じ建物の日産自動車の中央晴海店。
手摺り越しに今は亡き国際貿易センターのドーム型の屋根が見える。
男が飛び降りようとしているのは東側の手すり。こちらの先には今は無くなってしまった公団晴海団地が写り込んでいる。
不可思議な飛び降り現場を目撃し憮然とした顔でホテルを出てくる松五郎。
飛び降りたはずの男がミスタードルゲの車椅子を押しながら現れた。
この駐車場のカット、現地で撮影していた時は気づかなかったが逆から撮影していたようです。駐車位置が当時と逆だと思ってよく見たら駐車場の軒の向こうに見える建物は先の飛び降り現場に使われた晴海パークビルです。
ボップが鳴りタケシの危険を察する健太郎。
バロム1は首に巻きつけられたミイラルゲの放った蛇を振り払ったものの、その蛇は町中の人を襲い始めた。現場へ急行するパトカーは晴海4丁目ビル前の通りを走る。後方に見えている建物は晴海郵便局だと思われる。建物は現存するものの中央分離帯が拡張され植え込みで当時のように見通せない。
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