2020年1月26日日曜日

よみうりランドセンター

カマキリ奇械人が率いる「悪魔の音楽隊」の奏でる人を狂わせるノイズを増幅させ町中に流そうとするブラックサタン戦闘員。
建物の屋上にスピーカーを設置するシーンが当初は楽団が演奏する府中市中央文化センターかその周辺かと思っていたが実際には現在の丘の湯プラザ、当時はよみうりランドの正面入り口にあった食堂と案内所の入ったよみうりランドセンターの屋上だった。元々は現在のよみうりランドの場所にあった読売ゴルフパブリックコースのクラブハウスとして1961年に建てられた建物で、看板などの装飾が増えたが手すりなども当時まま。
出典:仮面ライダーストロンガー 第9話「悪魔の音楽隊がやってきた!!」

2020年1月4日土曜日

ノアビル

映画「五人ライダー対キングダーク」冒頭とエンディングでキングダークが横たわる神殿のような建物の外観として登場するのは東京タワーの近く、飯倉交差点の角にあるノアビル。特徴的なデザインではあるが企業や大使館が入るオフィスビルである。


快傑ズバット第1話「さすらいは爆破のあとで」でも地獄組の組事務所として外観が、ランカークとの決戦に屋上が使われていた。
出典:映画「五人ライダー対キングダーク」

葉山島の採石場

ストロンガーに敗れた岩石男爵は戦闘員達を激しく叱責し特訓を行う。
仮面ライダーストロンガー第32話「必殺!超電三段キック!!」より
この採石場ロケ地は相模川沿いの葉山島にあった採石場が使われている。現在は採石は行われておらず建築残土処分場などに使われている。また、敷地の中央に圏央道が作られ景観が大きく変わった。
国土地理院撮影75年撮影の航空写真。ストロンガー撮影の数ヶ月前だろうか。赤丸が撮影のあった辺り。赤丸内にシークエンス冒頭で岩石男爵の背後に映っていた尖った岩が確認出来る。画像下(採石場南側)は大相模ゴルフ場の芝。崖沿いの境界に植えられた木が岩石男爵と狼長官が会話するカットで確認出来る。
狼長官の背後が相模川
崖の上が大相模ゴルフ場
Googleマップに見る現在の様子。撮影のあった辺りは現在は圏央道が通っている。
出典:仮面ライダーストロンガー 第32話「必殺!超電三段キック!!」

芳村石産

仮面ライダーストロンガー第4話サソリ奇械人との決戦は圏央道八王子西インター近く、八王子市美山町にある芳村石産美山事業所にて撮影されている。
現在も採石場で撮影当時から比べると3倍ほどの規模に広がっている。
ブラックサタンに拉致された子供達が乗せられたトラックを追うタックル。こちらは正面のゲート側(対比写真は)。映像で奥に見える山はのちの採石で消失している。
戦闘はこのプラント周辺で撮影されている。
芳村石産(株)HP 沿革より
昭和55年頃の俯瞰写真で見るトラックとテントローが走ったルート(赤い矢印)と決戦が撮られたプラントの位置。
トラックの通ったルート周辺は劇中では削られた岩肌が見えていたが5年後のこの写真ではすでに植林が始まっている。
国土地理院74年撮影の航空写真より。ストロンガー撮影前年撮影なので劇中とほぼ状況は同じと思える。
Googleマップより現在の様子。採石現場が西の山に移り、当時のロケがあった辺りは沈殿池になっていた。プラントももちろん解体されている。沿革の写真で植林がされていた辺りはすでに林になっている。
第32話「必殺!超電三段キック!!」では岩石男爵、狼長官に呼び出されるシークエンスに同じこの採石場が使われている。
呼び出された茂が走ってくるカットが第3話に映った同じプラントを上から捉えている。サソリ奇械人決戦より少し奥の斜面上で撮られた事が分かる。
岩石男爵決戦ではチャージアップしたカットで再びプラントのコンベヤー先端や足元が映る。決戦撮影場所は第3話と同じ辺りのようだ。
国土地理院74年撮影の航空写真より。赤丸が岩石長官たちがいた辺り。矢印がカブトローの走ってきたルート、岩石長官決戦もその辺り。
私が確認したのはストロンガーのこの2エピソードだけだが同時代の生田スタジオの他作品にも使用されていたんじゃないかと推察される。
ネットではV3のオープニングがここで撮られていたと言う記述も見かけたがV3オープニングはまた別の採石場。そちらはまた別の記事でまとめます。
出典:仮面ライダーストロンガー 第3話「スリラーハウスが子供を呼ぶ!!」,第32話「必殺!超電三段キック!!」