2021年12月27日月曜日

日本電信電話公社晴海電話局

 次々と一般市民を拉致していく怪しい集団。
女性が拉致されていたのは晴海埠頭の旧日本電信電話公社晴海電話局(現:NTT東日本晴海ビル)裏の駐車場入り口。縦格子の門が当時と同じ物だと思われる。
女の悲鳴を聞きつける高坂教授と助手の松山
高坂達が歩いているのは電話局の裏で陸閘(りくこう)と呼ばれる防潮堤が見られる。恐らく当時より3、40cmほど高く嵩増しされている。
高坂の背後に見えるのはサッポロビールの晴海倉庫。陸閘は10年ほど前はまだ残っていたが現在は海岸沿いが再開発で高く盛られてゲートも撤去された。
高坂の背後に先ほどのサッポロビールの奥にあった専売公社晴海倉庫も確認出来る。
現存する鈴江コーポレーション(当時は鈴江組)晴海第2倉庫。先のオリンピックにも利用されたようで今後もリノベーションされ商業施設として利用されるようだ。横浜の赤レンガ倉庫のような存在として存続していただけると嬉しいのだが…
出典:仮面ライダーアマゾン「人か野獣か?!密林から来た凄い奴!」毎日放送/東映 1974年10月19日放送

2021年12月12日日曜日

大谿山 豪徳寺 墓地

 グレムリンが逃げた先は大谿山豪徳寺の墓地で撮影されている。

出典:変身忍者嵐 第35話「消えた嵐?妖怪集団が狙う!!」NET / 東映 1972年12月1日放送

大谿山 豪徳寺 寺務所

傷ついたハヤテから忍者大秘巻地の巻を奪ったグレムリンは壺に隠れ逃げる。
壺が飛んできたのは大谿山豪徳寺の寺務所前。 
嵐に変身してグレムリンを追う
嵐が立っているのは本堂の階段。実際にはグレムリンの位置からは少し離れておりそこまで見通せない。
伊賀忍者たちと共に駆けつけたタツマキだったが伊賀忍者たちは既に西洋妖怪たちの手にかかっておりすり替わっていたのだった。
再び逃げ去るグレムリン
ここは先述の仏殿の前
出典:変身忍者 嵐 第35話「消えた嵐?妖怪集団が狙う!!」NET/ 東映 1972年12月1日放送

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大谿山 豪徳寺 境内

刀で切っても再生し襲いかかってくるゴーレムだったが不意を突き逃げ出すが… 
姫路城の石垣脇で戦っていたが逃げ出すカットは世田谷の大谿山 豪徳寺境内で撮影されている。ゴーレムのに走る先に見えている建物は山門をくぐった先にある仏殿。
嵐のピンチを察する月ノ輪
月ノ輪が立っているのは同じ豪徳寺境内の鐘楼
妖怪集団に囲まれピンチに陥った嵐を救出する月ノ輪
妖怪たちと戦いながら雪崩れ込んだ場所は仏殿の軒下。
助太刀に駆けつけるタツマキ
出典:変身忍者 嵐 第34話「謎のにせ嵐出現!!」1972年11月24日放送 第35話「消えた嵐?妖怪集団が狙う!!」12月1日放送 NET / 東映

2021年12月10日金曜日

三渓園

変身忍者嵐第34話で悪魔道人が狙ったとして登場する姫路城は一説にはロケで実際の城にまで行ったものの撮影許可が降りず城内での撮影が出来なかった為にやむなくお堀の外で撮影されたと言われている。本編を見ると姫路城全体の実景や特徴的な城壁の狭間(さま)などが映りいかにも実際の城下で撮ったように見えるが実は先述の事情で、スタジオの近場で城のように見える場所を使って違和感無く繋げているのだ。ストーリー冒頭、姫路藩主本多忠政の家来達を偽嵐が襲うシークエンスでは横浜にある三渓園が使われている。三渓園は京都や鎌倉から移築された歴史的建造物が建ち並び、さながら江戸時代の風景のような景観を見る事が出来る為、このような撮影には持ってこいかもしれない。
劇中では見難いが歩いてくる侍達の後方に見えるのは京都の西方寺にあったとされる御門(ごもん)。
家臣達に声を掛ける深編笠を被った怪しい侍
侍の背後の建物は元は和歌山の紀ノ川沿いに徳川家の別荘として建てられたという臨春閣。生憎撮影に訪れた時は改修工事中だった為に足場が組まれていた。
工事のシートが掛かっているものの撮影当時と買わない様子が窺える。
家老に事件を報告に向かう別の家臣
冒頭で一瞬確認出来る御門の前。門の先に襲撃現場の臨春閣も確認出来る。
水遁の術の修行をするツムジ
ここも恐らく三渓園内の蓮池だと思われる。襲われた小次郎を発見する際に水路のような場所が見えるが取材後に気づいたが現地には現在もそれらしき箇所があるようだ。
小次郎が今際の際に残した情報を確認しに広峰山に向かうタツマキ
丘の上に建つのは旧燈明寺三重塔。大正3年に京都から移築された園内で最も古い建物で重要文化財に指定されている。
タツマキが渡っていくのは園内に架かる観心橋。劇中では現在架かるものとは異なり擬宝珠の付いた親柱と丸い架木(ほこぎ)といった凝った意匠になっているが、橋の袂に掲示された古い写真を見ると最初期の物は現在と同じ角材で構成されたわりと質素な物だった事が分かる。劇中の2代目で少し豪華な橋にしたが現在の3代目で本来の意匠に戻したといったところか。
出典:変身忍者 嵐 第34話「謎のにせ嵐出現!!」NET / 東映 1972年11月24日放送