2019年2月27日水曜日

神代橋

兄からの手紙を見て悪魔山に向かうユリ子。
ユリ子が走っているのは青梅線日向和田駅近く、多摩川に架かる神代橋。この橋の下の河原は60年代から東映作品の定番ロケ地でライダーもシリーズ通して使用されている。昭和44年に現在のものに架け替わっていて基本構造は変わらないが欄干の手すりはのちにかさ上げされているのがわかる。
 右岸側、名称が掘られた石碑の向きが90度動いている。
出典:仮面ライダーストロンガー 第13話「一ツ目タイタン!最後の逆襲!!」

2019年2月13日水曜日

薬師池公園

お弁当を食べようと公園へやって来たチコとマコ。
本エピソードから登場する2人の新レギュラー二人のロケ地は町田市立の薬師池公園。
座っていたPC擬木ベンチは現在も同じ位置にある。マコの座った辺りの枝を切った跡のようなディテールやその下の脚部分にも確認出来る同様のディテールが一致している。
 マコの顔の左側に確認出来る小屋の場所には撮影の翌年に茅葺の古民家が市内から移築されているが当時植えて間もなかった梅の木たちが育ち見通せない。
 2人が老人に追われ走って来るのはベンチと池を挟んだ対岸側で茶屋がある辺り。
 池に架かる2重の太鼓橋は基本構造がコンクリート製なので当時と変わらないが木製の手摺だけが現代の法規に合わせ背が高く作り変えられている。橋の先の左右に見える二つの建物はトイレ。
橋の反対側で劇中で確認出来る電話ボックスは現在も5mほど場所を移してはいるが存在している。
 バイクで走ってきた敬介に2人が助けを求める場所は通りからの公園入り口のスロープで当時は車両も入れたようだが現在は歩道だけになっている。
老人が隠れていた四阿(あずまや、しあ)は映像を見て木製だとばかり思っていたがベンチ同様PC擬木製で劇中そのまま現存。
先月、別の公園で同じ位置にあるものの木製の為すっかり新しく作り変わっていた四阿があったのでこれは嬉しい誤算だった。
出典:仮面ライダーX 第15話「ゴッド秘密基地!Xライダー潜入す!」

2019年2月12日火曜日

愛宕北通り

川上博士に指令を伝えた怪しい老人の乗ったGODのバンが走っていたのは愛宕北通りの最東端近く。
現在は見通せないが道の先に見えるスロープはみさと保育園、後方の2棟は愛宕第1住宅の1-1-1、1-1-2棟。
GOD総司令の命により呼ばれた川上、宮本の両博士を乗せたバンはアポロン宮殿へと向かう。
このカットは先のシーンと同じ場所で逆方向を見ている。
当時はここに歩道橋があったが交差する都道157号拡張の際に廃止された。左に「日野」右に「府中」、「鶴川」の文字が読める。
車中の映像は愛宕北通りとは異なる前回の投稿で解説したタクシーが暴走した通りと同じ道
東愛宕中学校の校門と体育館が映り込む。
この先に見える建物は愛宕団地1-2-2棟。現在は通りから見通せないので公園の敷地に入り込んで確認できる位置で撮影。
出典:仮面ライダーX 第15話「ゴッド秘密基地!Xライダー潜入す!」

愛宕団地

古代ギリシャに伝えられる狂い虫の実験で発狂したGODの科学者青田博士はタクシーの運転手を絞め殺し暴走を始める。
青田博士の運転するタクシーは細山団地方向へ向かった、というセリフだが実際に走っているのは多摩市の愛宕団地を東西に横断する道で、通りの右に多摩市立愛宕東中学校の体育館、道の先には愛宕団地4-1-2棟が確認出来る。
走行中の車窓から見えているのは同団地の3-4-2棟。映像では瞬時だが道路側の渡り廊下上になった通路の階段の段数が各入口で違うので一時停止した映像を順に見ていくと具体的な位置が読み取れた。
緩やかな坂を暴走するタクシー。
この辺りのカットは先のシーンからそのまま進行方向の先、東に進んだ辺り。通りの後方に見えているのは先述の愛宕東中学校の校舎だが増築がなされており、見えている建物が異なる。
暴走タクシーの進行方向先には横断を始めた子供達の列と偶然にも敬介が信号待ちをしていた。
ここは愛宕コミュニティセンター前の交差点。
 対比の写真でコーラルピンクに塗られた建物は東京大谷幼稚園の園舎。劇中では影になって判断しにくいが当時から同じものが建っている。
 後方に上に反り返った特徴的な形状の庇が幼稚園のもの。
怒った敬介は追跡を始める。
後方に第2話でも映り込んでいた愛宕給水塔が確認出来る。
追跡してきた道はあたご山通り。当時工事中だったスロープは土手の上の西愛宕小学校跡地へと続く。当時撮影の2年後に開校した西愛宕小だが児童の減少で2016年に廃校、2018年には解体されてしまった。
敬介がタクシーを停めたのは都営鹿島団地18号棟前辺り。
救急車を装って青田の身柄を確保したGOD
先ほどのタクシーを停めた場所から少し北、愛宕北通り寄りの宅地醸成中だった一角。劇中のカメラ位置は現在住宅が建ってしまった場所だがたまたま1軒解体され更地になった場所があったところからアングルを再現。
先述した西愛宕小もそうだが、Xが撮影された当時に新しく開発された住宅地だったにもかかわらず45年経ち建て替えれた民家も見受けられる。世代が一周りしたのだろうか。
 当時、区画整理されてはいるもののほとんど民家は建っていない。
 先のタクシーを停めたシーンの場所を見つけるのに目印にした水色の屋根の建物も既に解体されていた。下の対比画像はGoogleストリートビューに映るこの御宅の末期の解体前の様子。ここも既に新しい住宅が建っている。(Googleマップより)
出典:仮面ライダーX 第14話「アポロガイストくるい虫地獄」