2023年9月10日日曜日

江ノ島

 廃舘になった神山水族館に現れたナマコルゲに拐われた久美江と三郎を探す健太郎たち。
健太郎たちが走ってきた砂浜は茅ヶ崎漁港。現在は突堤で囲まれたコンクリートの船揚場になっているが当時の漁船は砂浜に揚げられていた。砂浜の先に見える建物は上原謙、加山雄三親子がオーナーだったパシフィックホテル茅ヶ崎。冒頭でミスタードルゲが土地の買収をしていた部屋はこのホテルの一室だったと思われる。
カットが変わると場所は一転して江ノ島の東側にある集落へ移る。大半の建物は建て替わっているが現存している家も散見され風情が残る。画面左側の戸袋のあるお宅なども外壁がリフォームされているが基本的には当時のままだろう。

海野が電話をしていた干物屋は現在は食堂になっている。
海野を怪しんで近づく2人。このシークエンスの肝は会話のカットごとにロケ地が変わっていてこの干物屋の前は先の漁港に面しているという設定で江ノ島の集落と茅ヶ崎の漁港が交互に映る。
続く岩場のシーンは同じ江ノ島で撮られていた。ー続く
出典:超人バロム・1第8話「毒液魔人ナマコルゲ」よみうりテレビ/東映 1972年5月21日放送

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