遊園地でGODに襲われた木暮博士の娘を家まで送る敬介。
ここは新宿区下落合2丁目のおとめ山公園東側の坂道。
車が通過したあとに涼子が降りてきた階段はほぼそのまま。上った先はとの歴史建造物に選ばれている日立目白クラブ(旧学習院昭和寮)がある。
走って行く先は特徴的なジグザグの道こそそのままだが両脇の御宅はほぼ建て替わっている。
涼子の動向を案ずる霧子。右後方はおとめ山公園。
木暮研究所の建物はおとめ山公園に隣接した大きな邸宅が使われている。10年ほど前までは現存していたようだが取り壊されて現在はふれあい広場と呼ばれる公園の敷地になった。対比写真に写るマンションはその邸宅の裏。
邸宅が残っていないのは残念だが公園になったおかげでこのような庭で撮られたアングルもカメラ位置に立つ事が出来る。
邸宅の前の道はおとめ山公園を二分するように通っているおとめ山通り。
研究所に現れた怪しい影を追って行った先はおとめ山公園。園内の上の池と中の池の間に掛かる石製の太鼓橋は映像よりやや小ぶりに見えるが同じものだろうか。
変身したXが立った屋根は先の太鼓橋とはおとめ山通りを隔てた公園東側の下の池(弁天池)にある東屋(四阿)の物。当時とは建て替えられているが同じ位置にある。
東屋越しの木立の先に見える建物は当時の大蔵省関東財務局下落合住宅。財務省の管轄になった後、土地は新宿区に売却され現在は解体されて公園の一部になっている。
東屋の屋根を見上げる。似てはいるもののやはり構造が違う。
メドゥサの後ろの木立の先に見える建物は木暮研究所に使われた邸宅。
おとめ山の"おとめ"は乙女ではなく「御留山」「御禁止山」からなり、将軍家の狩り場だった事に由来する。戦後、荒れ果てていたこの地に昭和44年に相馬家の庭園だった地形を生かし公園に制定された。この撮影に使われた公園に隣接する邸宅と公務員住宅の土地を新宿区が買い上げ平成26年に公園の敷地として拡張された。ほんの数年前まではこのX撮影当時の雰囲気が残っていたかと考えるともう少し早く撮影に来るべきだったと悔やまれる。なお、ストリートビューの古いデータにはまだ建物が残っていた時期の様子が確認出来る。
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