古代ギリシャに伝えられる狂い虫の実験で発狂したGODの科学者青田博士はタクシーの運転手を絞め殺し暴走を始める。
青田博士の運転するタクシーは細山団地方向へ向かった、というセリフだが実際に走っているのは多摩市の愛宕団地を東西に横断する道で、通りの右に多摩市立愛宕東中学校の体育館、道の先には愛宕団地4-1-2棟が確認出来る。
走行中の車窓から見えているのは同団地の3-4-2棟。映像では瞬時だが道路側の渡り廊下上になった通路の階段の段数が各入口で違うので一時停止した映像を順に見ていくと具体的な位置が読み取れた。
緩やかな坂を暴走するタクシー。
この辺りのカットは先のシーンからそのまま進行方向の先、東に進んだ辺り。通りの後方に見えているのは先述の愛宕東中学校の校舎だが増築がなされており、見えている建物が異なる。
暴走タクシーの進行方向先には横断を始めた子供達の列と偶然にも敬介が信号待ちをしていた。
ここは愛宕コミュニティセンター前の交差点。
対比の写真でコーラルピンクに塗られた建物は東京大谷幼稚園の園舎。劇中では影になって判断しにくいが当時から同じものが建っている。
後方に上に反り返った特徴的な形状の庇が幼稚園のもの。
怒った敬介は追跡を始める。
後方に第2話でも映り込んでいた愛宕給水塔が確認出来る。
追跡してきた道はあたご山通り。当時工事中だったスロープは土手の上の西愛宕小学校跡地へと続く。当時撮影の2年後に開校した西愛宕小だが児童の減少で2016年に廃校、2018年には解体されてしまった。
敬介がタクシーを停めたのは都営鹿島団地18号棟前辺り。
救急車を装って青田の身柄を確保したGOD
先ほどのタクシーを停めた場所から少し北、愛宕北通り寄りの宅地醸成中だった一角。劇中のカメラ位置は現在住宅が建ってしまった場所だがたまたま1軒解体され更地になった場所があったところからアングルを再現。
先述した西愛宕小もそうだが、Xが撮影された当時に新しく開発された住宅地だったにもかかわらず45年経ち建て替えれた民家も見受けられる。世代が一周りしたのだろうか。
当時、区画整理されてはいるもののほとんど民家は建っていない。
先のタクシーを停めたシーンの場所を見つけるのに目印にした水色の屋根の建物も既に解体されていた。下の対比画像はGoogleストリートビューに映るこの御宅の末期の解体前の様子。ここも既に新しい住宅が建っている。(Googleマップより)
出典:仮面ライダーX 第14話「アポロガイストくるい虫地獄」
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